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メンバー羽太のドキュメンタリー


by habutobuto

「タイムパラドックス」

何を頑張ったのか
何を覚悟したからなのか
それとも 自分の富や名声為なのか
それとも 何かから、逃げだしたかったのか?
お金は必要だけど 人に使われていると、ある程度の協調性を必要とし
意味のわからない 圧力や不平等、嫉妬、排除、存在の無視、暴力 にさらされる。
自分が旗を立て、そこに誰も来なくても、それらにはさらされる事は少なくなるのはわかっていた。
一瞬は天空にでも駆け上がったように、フアフアした温い自分に会えるが、時が経てば より深いアマゾンにたどり着く。
羽根を生やし 空から 一網打尽にしてやれば いいのさ、 と思って思っても
羽根は生えてきやしない 。考えぬけば 結局 徒歩で 懐中電灯と寝袋と水をもち 密林へ進むしかないんだ だけど歩き出して見ると、 それがだんだん 酒のようにすーと身体に染み付いてきて 心地よくなる。
道端の蜘蛛の巣や、苔に覆われた石段、ゴキブリかとおもいきやのハサミ虫、もう、息子、娘は嫁ぎ、
じいちゃんばあちゃんだけで住んでいるんであろうぼろく忘れ去られたような家屋、20年も30年も生き、 発砲スチロールの植木鉢に移されている植物達、自動販売機が10台くらい並ぶ昔の友達の家の跡、自分の店のすだれの隙間からみていた
ぼけたばあちゃんと母親がうどんをすする姿
そっけなく接していた自分、何のためにここにたったのか それは心底世話になった、ばあちゃんと母ちゃんに、うどん食べてもらいたかっただけだ。
そして、安心させたかったのだ。早くに死んでしまった母ちゃんを追うようにばあちゃんも死んだ。時がたち、ここに立つ意味も変貌をとげた。すだれの先にみえた 僕の理想は、日々それを 土台に細胞分裂を繰り返し、新たなシンクロへと近づいていると信じている。
 「タイムパラドックス」_d0248444_1334598.jpg

by habutobuto | 2011-08-12 01:36